CULTUREQUOTIDIENAMOURECoeurLeconsSexEssaisForumLIEUXSOCIETE
HOME > AMOUR > Cœur:恋を呼ぶ自転車 !? ヴェリブって知ってる?Laure(ロール)

AMOUR - Cœur

恋を呼ぶ自転車 !? ヴェリブって知ってる?
Laure(ロール)

男性との出会いが全然ないと嘆く女性もいるけど・・・。

ここパリでは、男の人から声をかけられるためには、自転車に乗りさえすれば、それでもうOK。 赤信号でちゃんと停止して(これはパリではむしろ珍しい。みんな自分勝手だから)、そのままちょっと待っていてごらん。すぐに効果が出てくる。

ほんの数分間のあいだに、車を運転する人たち(もちろん、男ね)がどれだけ声をかけてくることやら。自転車がなにか抑えきれない衝動を駆り立てるみたいな。

なかにはご丁寧にあなたの女性としての魅力を賞賛する向きもあれば(この街では、そういうのもアリ)、あまりに下品でげんなりさせる人もいますよ、もちろん。で、手口はいろいろ。あなたを見つけて、やや先で停車し、道を聞く(フリだけ)ためにあなたを車のところまで呼ぼうとするタイプとか、いつまでもあとを着けてきて、信号で止まるごとに怪しいスマイル攻撃をしてくるタイプとか。

一番うっとうしいのは、男の子たちのグループで、まるで未熟さを競っているかのよう・・・というか、はっきり言えば、アホクサ。

逆に最も好感が持てるのは、歩行者。(このパリという都会のジャングルでは、歩行者の態度は自転車に対してとても冷たいんです。ナンパするとき以外はね。)ときどき歩行者の男性がヒッチハイク流に自転車の女性を止めて、一緒に乗せてくれませんか、なんて言ってくる。

しかしそれはちょっと、ね、無理でしょう。

でも、なんとなく微笑ましいじゃないですか。 まあとにかく、自転車に乗った女性たちは、誰も声をかけてくれないなんて言わなくなったに違いない。

「Vélib’:ヴェリブ」(パリの自転車セルフレンタルサービス)のおかげで、都市におけるナンパの実態は変化し、進化したみたい。メトロの中で束の間に交わす視線の時代は終わり、我々は「赤信号で獲物を狙うスマイル」の時代に突入したのである。

ロール(Laure)


Vélib’:ヴェリブ
ヴェリブとは自転車(vélo:ヴェロ)と自由(libre:リーブル)を組み合わせた造語で、パリ市が交通渋滞・排気ガス削減のために取り組んだサービス。2007年夏からスタートし、好評を得ている。
料金は、登録料が1ユーロ/1日、5ユーロ/1週間、29ユーロ/1年間で、登録時にはICチップ付きのクレジットカードを使用、保証金として150ユーロ(自転車を返却しなかった場合に引き落とされる)が残高に必要である。利用料金は30分以内に駐輪場に戻せば登録期間中は何度でも無料で、外国人観光客もうまく使いこなせば、交通費は安上がりとなる。なお、駐輪場はおよそ300mごとに設置されている。
デザインは世界的に有名なフランス人デザイナー、Patrick Jouin:パトリック・ジュアン氏。プロダクトから空間プロデュースまでを手がける彼ならではの、パリの街並に溶け込むシックな色使いがポイントだ。
http://www.velib.paris.fr/ (仏語)

前の記事へ

PICK UP CONTENTS

Vie-Styleに掲載の記事・写真・イラスト等のすべての無断複写・転載を禁じます。
Copyright © 2009 Media Brains International, Inc. All Right Reserved.